薬草茶いろいろ

ことりーふ治療院でお出ししているお茶のお話
治療院では来院された患者様がほっと一息リラックスしながら、体の中からも温まり、施術効果が高まるよう何種類かのお茶をご用意しております。季節に応じてお茶の種類は変えていきますが、ここでは主な薬草茶をご紹介します。
①有機健康茶/森半(京都)

まずは京都府宇治市の共栄製茶株式会社の「森半/有機健康茶」です。
①大麦 ②ハト麦 ③米 ④ルイボス ⑤ハニーブッシュ ⑥桑の葉 ⑦ケール ⑧明日葉という8種類の有機素材をブレンドしたお茶です。カフェインレスですっきりとクセがなく飲みやすいので、待合室のポットに常備してあります。来院時や施術後など、ご自由にお飲みください。
②大和当帰葉茶/大和かぎろひ(奈良)

次に、奈良県のヤマトトウキ葉を用いたお茶とコーヒーです。
お茶は奈良県宇陀市の「大和かぎろひ」から仕入れています。
生駒市にもサロンを持つ女性オーナー様が薬草の町・宇陀市でトウキ栽培も手掛けておられ、当院でも何度か足を運んで勉強させてもらっております。非常に良質なヤマトトウキ葉を現地で香り高いまま乾燥したお茶と、焙煎したお茶の2種類があります。当院では「トウキ葉蒸し」の最中の水分補給としてお出ししております。いかにも「効きそう!」という味ですが、男性陣には不人気です(トウキの作用として、女性ホルモンを活性化する一方、男性ホルモンは抑制するからかもしれません)
③YAMATO HERB COFFEE/松田商店(奈良)
コーヒー派の方には、奈良の薬草をブレンドした和ハーブコーヒーもご用意しております。
奈良県奈良市「松田商店」による「YAMATO HERB COFFEE」は、メキシコ産の有機コーヒーにヤマトトウキ葉がブレンドされています。「トウキ葉蒸し」の施術後に、ご希望があればお出しします。
④五行巡り茶/ムラタ漢方(奈良)

最後に、奈良県葛城市の「株式会社ムラタ漢方」の「五行巡り茶」です。
国際中医師・漢方薬剤師である大久保愛先生・ムラタ漢方・医療大学の監修で生まれた、東洋医学の陰陽五行論に基づくブレンド茶です。東洋医学では「五行説」で自然現象や人体などを「木・火・土・金・水」の5つの要素に分類し、自然現象や人の体質・症状などの理解、最適な施術法の選定に応用してきました。この理論をお茶のブレンドに応用したのが本品です。5種類それぞれのブレンドは以下の通りです。
①五行巡り茶・木…ローズヒップ、メグスリの木、ハイビスカス、クコの葉、ハブ茶、エキナセア、菊花、エゾウコギ、コラーゲン、ヒアルロン酸
②五行巡り茶・火…アフリカツバキ、ナツメ、ヒハツ、マジョラム、ローズレッド、紅花、レッドワインリーフ、レッドクローバー、タヒボ
③五行巡り茶・土…ジンジャー、オレンジピール、レモングラス、シソの葉、カモミール、クマザサ、朝鮮人参、春ウコン
④五行巡り茶・金…キャンドルブッシュ、ペパーミント、ハト麦、ゴボウ、甘草(カンゾウ)、ナタマメ、霊芝、エキナセア、ドクダミ
⑤五行巡り茶・水…ウラジロガシ、黒豆、スギナ、カキドオシ(連銭草)、延命草、ツボクサ、オリーブ葉、リンデンフラワー、チコリ
当院では東洋医学的な見立てにより、患者様の体質を「木・火・土・金・水」のいずれかに判定し(証立てと言います)、5種類の中から体質に合ったお茶を最後にお出ししております。それぞれ個性豊かな味わいですが、体質に合っていれば「おいしい、飲みやすい」と感じることが多いようです。